事業者ローンが資金調達方法に選ばれる理由

事業者ローンが資金調達方法に選ばれる理由事業者ローン(商工ローン)とは、主に中小企業や個人事業主などを対象に、事業性資金に使うことを目的としたローン商品です。会社の資金繰りが厳しい時期や、事業拡大のための資金調達をするときに広く利用されています。

主なメリットは2つあります。ひとつは、原則的に無担保で第三者の保証人を必要としないこと。もうひとつは、必要書類が少なく手続きが簡単なので、審査から融資実行までの時間が短いことです(2~3日で審査結果が出ます)。

中小企業白書のデータによれば、事業者ローン(商工ローン、ビジネスローンとも呼びます)を利用する理由の1位が、借入手続きが簡単、2位が審査期間が短い、3位が無担保である、4位が第三者の保証人が不要となっています。

事業を進めるなかでは、いつお金が必要になるか予想がつかないこともあります。つなぎ資金や運転資金、事業拡大のための資金など、スピードを要するケースもあるでしょう。

経営者として、あらゆる事態に対応できるよう、資金調達の有効な手段として、事業者ローンという選択肢を持っておくことが重要となるのです

選ぶ前にチェック!事業者ローンのメリットとデメリット

メリット

対応の早さと借り入れのしやすさ

事業者ローンは銀行などに比べ審査にかかる時間が短く、早いものであれば最短60分ほどで審査が完了します。
また、土地や建物などの担保や、保証人が必要となる銀行の融資とは異なり、どちらも必要なく申し込む際のハードルは低め。
さらに、コンビニATMなどで即座に引き出せるので非常に便利です。

自由に使える

事業者ローンは、従業員の給与支払いや納税資金など、事業で使うのであれば使途は問われず、自由に使用できます。

総量規制の対象にならない

個人での借り入れする場合、年収の3分の1までに制限される総量規制が適用されますが、事業者ローン(商工ローン)は総量規制の対象外となりますので、年収の3分の1を超えた金額の借り入れも可能です。

デメリット

公的融資や銀行融資に比べ金利が高い

事業者ローンの金利は、6%~18%と法定金利ギリギリで設定されているところがほとんど。
また、初めて借り入れをおこなう場合、上限ギリギリの金利を設定されてしまうようです。
金利が1%~5%ほどの公的融資や、上限が10%以下で設定されている銀行融資と比べると高くなってしまいます。

借り入れできる限度額が低い

借り入れできる金額の上限の低さもデメリットの一つ。
限度額は500万円ほどのところがほとんどで、事業規模や信用度によっては限度額ギリギリまで借り入れるのは難しくなります。

事業者ローンの悪徳業者にご注意!

事業者ローンを利用する際にもっとも気を付けなければならないのが、悪質な業者から借りないこと。悪質な業者とは無登録で貸金業をおこなっている、いわゆる「ヤミ金」と呼ばれるものです。実在する会社名や類似の会社名を無断で使用して、違法な金利で貸し付けし取り立てをおこなっています。このような悪質な業者は公的機関のリストに登録されていますので、借り入れをおこなう前に必ず確認しましょう。

違法な金融業者に関する情報について|金融庁

http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/ihou.pdf

信頼できる事業者ローン会社3選

 

どんなローン会社から融資を受けるべきか

事業者ローンが資金調達方法に選ばれる理由事業者ローンには数々のメリットがありますが、公的金融機関や銀行と比べると、金利(貸付年率)が高めになるというデメリットもあります。

金利は決算書の内容を点数化する、スコアリングシステムにより決定されます。したがって、決算書の内容が良ければ金利は低めになり、経営状態が厳しければ金利が上限付近になることがほとんど。

ならば少しでも金利が低いところを選びたいと考えるかもしれませんが、実は金利の数字はそれほど大切なポイントではありません。スコアリングシステムで弾き出される数字は、どこもそれほど大きな差はないからです。

事業者ローン・商工ローン会社を選ぶ基準は、借りる側の視点を持っていて、柔軟な返済方法に対応してもらえるかが大切。

例えば、資金に余裕があるときは早く返済を完了したいと考えるでしょう。ところが、繰り上げ弁済は違約金が付くことがあり、さらにローン会社によっては応じてもらえないこともあります。返済期間を無理やり長くしたり、返済日は絶対に動かさないといったケースもよくあることです。

返済方法や返済日などの相談ができて、パートナーとして末永く付き合える事業者ローン会社を選ぶことが重要といえるでしょう。

 

信頼できる事業者ローン会社3選

今回、評判がよく実績も豊富なローン会社を9社調査しました。そのなかで、特に推薦したい3社をピックアップしたので参考にしてください。

(1)ユニーファイナンス

ユニーファイナンスのサイト画像

顧客目線の柔軟な対応が評判

創業40年以上の老舗ファイナンス会社です。返済金額や返済日の変更違約金無しの繰り上げ弁済などにも柔軟に対応。大手の金融会社などでたまに聞く、借り手の返済が大変になるような無理な融資は行わないことも、顧客第一をモットーにする同社の特徴です。ユニーファイナンスは、小口融資を充実させながら審査もスピーディーにしており、満足度の高いサービスを提供しています。

事業者ローンの商品概要

(2)ビジネクスト

ビジネクストのサイト画像

安定したバックボーンが特徴

アイフル出資の事業資金融資専門の会社。ビジネスローン・商工ローンをメインに、カードローンや売掛債権ファクタリング、医療機関向けローンなど様々なニーズに応えるサービスを提供しています豊富な実績をもとに、着実に顧客数を増やし続けています。融資実行までの期間は約3日間です。

事業者ローンの商品概要

(3)ビジネスパートナー

ビジネスパートナーのサイト画像

ニッチ分野へ積極的に参入

法人や個人事業主向けのビジネスローン・商工ローンを中心として、全国展開するファイナンス会社です。手数料不要の繰り上げ返済にも対応し、その他ファイナンスリースや割賦など大手業者が行なっていないニッチ分野への参入をすることで顧客数を伸ばしています。

事業者ローンの商品概要

事業者ローン業者一覧

ビジネクスト

商品名:ビジネスローン

融資額:50万円~1,000万円

ビジネスパートナー

商品名: ビジネスローン

融資額:50万円~500万円

アップス

商品名:アップス15

融資額:150万円~1,000万円

日本保証

商品名:ビジネスローン エール500

融資額:50万円~500万円

トラストホールディングス

商品名:不動産担保ローン

融資額:100万円~1億円

ユニーファイナンス

商品名:事業者ローン(ビジネスローン)

融資額:~200万円

アイフル

商品名: 事業サポートプラン

融資額:1万円~300万円

三鷹産業

商品名:ビジネスローン(商工ローン)

融資額:100万円~1,000万円

プロミス

商品名:自営者カードローン

融資額:300万円まで

 

金利の決まり方

ビジネスローンの金利は、一律料金が決まっているわけではありません。各事業者によって提示される金利は異なります。人が独断と偏見で算定しているわけではなく、コンピュータによって自動的に決められるのです。このコンピュータシステムは「スコアリングシステム」と呼ばれています。完済能力の有無に重きを置くのではなく、融資に値するかどうかに焦点を置いているので、銀行融資と審査基準が異なるのが特徴です。例え融資を受けられたとしても、金利が高くついてしまう事もあります。しかし、それは返済に問題が起こり、損失が発生した場合でも、金利でカバーできるようにしているからです。

また、経営状態によって金利が低くめになる場合がありますので、スコアリングシステムを有効活用してビジネスローンを組むのもひとつの方法です。

ビジネスローンの審査方法

ビジネスローンの審査では、スコアリングシステムを用いて審査を行います。これによりスピード審査、無担保、無保証で融資が可能となりました。

スコアリングとは「点数化」の意味です。決算書を始めとする審査に必要な事項を総合し、対象の企業がどれほど信用できるかを点数で表します。その点数を元に融資可能かどうか決まります。もちろん、点数が高い方が、低金利でビジネスローンを組むことができます。具体的なスコアリング内容は一般公開されていませんが、だからこそ、重要となるなってくるのが、スコアリングのベースとなる決算書の内容なのです。

銀行とノンバンクの違い

事業資金の借り入れ先は、銀行系とノンバンク系があります。ふたつを比較すると、銀行系は提示される金利も低く、金融機関としての信頼度も高く、借り入れ易いと言えるでしょう。その半面、審査は非常に厳しめです。一方のノンバンク系は、金利こそ高く設定されていますが、融資額は大きく、審査も比較的通りやすいと言えます。手続きも決算書を提出するのみで、審査が開始されるのため、審査期間もスピーディーです。融資額と審査基準、審査期間が双方ともに異なるので、ふたつの違いを把握した上でどちらを利用するか決めるべきでしょう。

即日融資のホントのところ

ノンバンク系に多く存在する「即日融資」ですが、とても魅力的な言葉です。しかし、気になるのは「本当に即日融資が可能なのか」につきます。一般的には、少なくとも3週間は時間を要する融資ですが、ノンバンク系の多くはもっと早く融資可能です。その場合でも、3日は時間を要します。したがって、多くのノンバンク業者は「最短即日融資」と表記しています。しかし、即日ではないと気を落とす必要はありません。ノンバンク系は銀行系より審査スピードが早いので、安心して融資の相談ができます。

このサイトにまとめている情報は、2015年3月にリサーチしたものです。事業者ローン・ビジネスローンの業界は、法改正などにより金利やサービス内容が変更になることがあります。正確な情報は、ローン会社へ直接問い合わせてください。